2015年に買った本②

前回の続き。

『『百日紅 -Miss HOKUSAI-』オフィシャルガイドブック』
本編スチルとキャストインタビューが中心のよくあるムック本のつくりながらも、設定・コンテ・原画も多く掲載されており、各セクションのスタッフインタビューも多め。動画検査の方々のインタビューの項にはトレス見本まで載っているのが特色でしょうか。原画は連番になっていなかったりしてあくまで絵を見せるためという感じですがカラーなので着物の模様の鮮やかさが原画からも見えるのが面白いところ。佐藤雅弘さんの写真が出たのはこれが初めてでは?

『ガンダム Gのレコンギスタ キャラクターデザインワークス』
フルカラー&ページ数の都合で小さくなってしまうのは仕方ないにしても、とにかく詰め込まれて掲載されている設定のボリュームがすごい。ラフ稿、旧デザイン稿、設定稿と設定作業でのデザインの変遷がわかるように作られており、さらにはレイアウト修正によるコントールまで掲載されている。吉田健一さんの絵を堪能できるのはもちろん、吉田さんのコメントでは何がモデルになっているかも多く語られています。富野監督のラフやメモも多く載っていて楽しい。

『ローリング☆ガールズ 設定資料集』
こちらは設定資料をたくさんまとめただけ(褒め言葉)の分厚い設定集。北田さんのポーズ参考と今井さんの作画・エフェクト参考まで載っているところが特においしい。
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# by dozeutea | 2016-01-31 16:59 | アニメ | Trackback | Comments(0)  

2015年に買った本①

久しぶりの更新。毎月更新が目標とは何だったのか。
今年買ったアニメ関係の本から印象に残ったものを紹介。
『ブレンパワード スパイラルブック』
99年放送当時に出版されたものの復刊。アニメムックでは少数派にあたる(印象がある)批評・分析的な切り口から書かれており、「私はこの作品をこう見たのだ!」という力強い踏込み。当時エヴァの考察本が多く出るなど、批評的な本を出しやすかったの時代性もあるのかもしれませんね。
キャラクター紹介も企画案解説もキャスト・スタッフインタビューも全て一貫して「富野監督「を」語る・理解する」というスタンスで書かれており、さらに最後には絵コンテを題材に「富野映像鑑賞講座」(6p)まで。富野監督の周りをスパイラルしていく本になっちゃってるのが面白かったです。重田敦司さんのインタビューも貴重。

『錦織敦史アニメーションワークス Telegenic!』
中~小サイズで大量の点数が収録されており、じっくり一枚の線を味わうというよりペラペラペラペラとめくっていって絵に囲まれる楽しさを味わうタイプの画集。版権、設定、原画、ラフだけでなく、コンテ、落書き、さらには文字まで取り上げているのが作画ファンにとって嬉しいところ。

『バケモノの子 ART BOOK』
野崎透さんの編集によるスペシャルな本。『風立ちぬ』のロマンアルバムからアニメーターごとにインタビュー+レイアウト・原画を紹介する形になり、この本ではより多くのアニメーターを取り上げ、約60ページを割いている。レイアウトを多く取り上げることよりも、美術・背景の章、原画の章とはっきりわかれるようになりました。美術スタッフにもアンケートをとり、その意図、効果などに迫っていて、構図よりも被写体・光・色などに比重が寄ってきている印象ですね。CGメイキングも各工程でどのように画面が組み上がっていくのか、同じフレームで順番に紹介しているので、それぞれの工程の役割がわかりやすくて面白いです。おすすめ。
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# by dozeutea | 2015-12-31 23:56 | アニメ | Trackback | Comments(0)  

鶴岡修参加作品リスト

『ダンボール戦機』シリーズなどで活躍されている鶴岡修さんの参加作品リスト。
担当パートは全て推測。

■ダンボール戦機 デザイナー 16話 18話 20話 22話 24話 26話 28話 30話 32話 34話 36話 38話 40話 42話 44話

■ダンボール戦機W CGIデザイナー OP3 OP4 ED2  デザイナー 2話 4話 6話 8話 10話 41話 42話 44話 47話 49話 51話 53話 55話 57話 チーフデザイナー 17話 18話 19話 23話 25話 27話 29話 31話 33話 35話 36話 37話 39話 40話
OP4:ガニ股ジャンプ、十字光

■ダンボール戦機WARS CGIデザイナー OP1 ED2 デザイナー 3話 4話 6話 9話 12話 34話 36話 チーフデザイナー 29話 32話 35話
6:フォーメーションアタック
12:アバン
29:マグナオルタスvsグルゼオン
32:ドットブラスライザー・ジーエクスト合体BANK

■テンカイナイト 3DCGアニメーション 39話 51話
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# by dozeutea | 2015-05-30 22:24 | アニメ | Trackback | Comments(0)  

OLMデジタルのクレジット/木村謙一参加作品リスト

ダンボール戦機の3DCGですごいシーンを連発(『ダンボール戦機ウォーズ』後半の話数、特に33話は必見!)していた方の仕事をチェックするためにOLMデジタルの仕事を追いかけるようにしていたのですが、『アニメCGの現場2014』で『劇場版イナズマイレブンGOvsダンボール戦機w』のビッグバンスラッシュのカットの担当が木村謙一さんによるもので、作画によるエフェクト加えているということが書かれていたので、おそらく上記事の『ダンボール戦機W』最終話のカットなども木村さんの担当だと考えられます。
4月から放送されている『フューチャーカード バディファイト100』ではCGIスタッフのクレジットが表記されているおかげで、OPのCGIに木村謙一さんに参加していることがわかるのですが、ここでも空中戦で作画の火花や特徴的なオバケ、ブレ表現を描いており、木村さんの仕事である可能性は高いと思います。
木村さんがデザイナーでクレジットされていたもののCGIスタッフがEDにクレジットされていなかった『白銀の意思 アルジェヴォルン』OP2、8話、14話にも同じ特徴の突出したシーンがあったため、デザイナーでクレジットされている方が本編シーンのCGの担当もしているということなのではないかと考えられます。
そして、『ダンボール戦機ウォーズ』のチーフデザイナーに木村さんがクレジットされている話数を整理していくと作画エフェクトの目立つ話数ばかりになるため、この作品においては3Dアニメーターはデザイナーとしてクレジットされているのではないでしょうか。
まだ確証があるわけではないので、引き続き調べたいと思います。おそらく他にもエフェクトに作画混ぜている人は他にもいると思いますし(上記事のカットは全て同じ一人の仕事ではなかった可能性高い)。


木村謙一参加作品
※ソース表記のないパートはすべて推測

■ダンボール戦機 CGデザイナー OP2 デザイナー 1話 5話 7話 9話 11話 13話 16話 19話 21話 23話 25話 27話 29話 31話 33話 35話 37話 39話 41話 43話

■ダンボール戦機W CGIデザイナー OP2 ED1 ED4 デザイナー 1話 3話 5話 7話 9話 11話 13話 15話 18話 19話 21話 23話 25話 27話 29話 31話 55話 57話 58話
OP2:サビのミネルバのアクション等←磯破片
27:ヒロが突っ込んで吹っ飛ばされるあたりから
58:クライマックスの合体攻撃~フィニッシュ

■劇場版イナズマイレブンGOvsダンボール戦機W
ビッグバンスラッシュのカット(『アニメCGの現場2014』より)

■ダンボール戦機WARS CGIデザイナー OP2 チーフデザイナー 1話 4話 7話 8話 10話 13話 18話 21話 24話 27話 33話 36話 デザイナー 37話
OP2:サビの各機散開して連続攻撃
1:ドットフェイサーが無双するところ
8:ハンマーのところ、ライディングアーマー合体
13:ヒカルが覚醒してバルスパロスが無双するところ
21:ドットフェイサーが武器を構えて突っ込こむ~ドットフェイサーのキャノピーやられる、オーバーロード覚醒~フィニッシュの大爆発
24:ドットブラスライザーが効果線出しまくってるあたり
33:オーバーロードアラタvsセレディの空中戦、ドットブラスライザーがライディングアーマーにボコボコにされるあたり
36:ドットブラスライザーvsグルゼオン、グルゼオン突撃~破壊
37:ドットブラスライザーが腕をつかまれるあたり~バリアに突っ込む

■ダンボール戦機 オールスターフォトバトル デザイナー

■白銀の意思アルジェヴォルン デザイナー 8話 14話 17話 22話
OP2:サビ前のアルジェヴォルンがナイフ突き刺してジャンプするところ(OPのCGスタッフのクレジットが省略されているが担当しているのでは)
8:B後半のひらけた場所に出てアルジェヴォルンの足元からアオるカットから間のキャラのカット除いて6カット
14:Bの基地襲撃シーンの後半~アルジェヴォルンvsシュトゥルームα
17:B後半の夜明けからのアルジェヴォルンvsシュトゥルームαの決闘
22:Aの新型量産機同士が鍔競り合いして倒れ込むところ

■フューチャーカードバディファイト100 CGI OP1 OP2 CGIチーフデザイナー 1話~
OP1:「その闇に陽を灯したい」のところ
OP2:タイトル前のドラムが武器を構えるカット、サビの最初の空中戦も?
3:Bパート、サイクロンバンカー
7:Bパート、ブラックエッジの攻撃
9:Bパート、クロスナイズBANK
14:クロスナイズBANK後のキャバルリアソード貫通
15:Bラスト、五角竜王天武vsヤミゲドウ
17:ジャスティスドラム、シャスティスブレイク
24:バーンノヴァの攻撃
25:竜王の盾、ドラムのコンボ
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# by dozeutea | 2015-04-30 04:08 | アニメ | Trackback | Comments(0)  

花とアリス殺人事件観てきた

先日、『花とアリス殺人事件』を観てきました。とびきりの「萌えアニメ」でした。

女の子をかわいく撮っていく作品だし、様々な仕草や身振りが描写されていきますが、ベットに横になって手で脚をかいているような、一人の仕草はもちろんのこと、「二人で」話をしたり歩いているときの所作や挙動の豊かさがこの作品の大きな魅力になっていました。
アニメーション作品としても、一人の仕草への描写は近年比重は大きくなっていますが、人間関係を反映した仕草や、動きによる意思疎通はまだ限定的(作業的にも重たくなっていってしまうという面もあるのでしょうが)だと感じています。ロトスコという表現はアニメーションの表現法を客体化できる面も役割として大きいと思いますが、この作品は仕草や芝居に関する点で、まだまだ多くの表現がありうるということを明らかにしてくれたように思いました。
相手との距離をはかりながら歩くとき、心を許した相手と一緒に歩くとき、知らない相手と話すとき、心を許している相手とおしゃべりするとき、当然のように全て違うし、それぞれがキャラクターらしさを反映したものになっているし、そしてそれが変わっていくことに感動がありました。
芝居の発想とそれをどう作品の中で生かしていくか、という面においてものすごくよく作りこまれていました。
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# by dozeutea | 2015-03-21 23:03 | アニメ | Trackback | Comments(6)