2016年の目標:毎月のように更新


by dozeutea

だーかー雑感ぶらっく。

DTBを観直すのが勿体無さ過ぎて2話以降全然感想を書いてない!
ちょっとだけでも書いてみよう。大したことじゃないけれど。あ、今回は作画の話は無いです。
6話まで観て印象的だったところ。

・契約の対価がドラマに強く組み込まれるようになったところ。

・黒の蘇芳に対する言葉は色んな面で黒自身に対して返ってくるものであること。

・4人の中での黒のポジションの変化。

一つ目に関しては自明のことですよね。この点では前作から『鋼の錬金術師』との類似を感じましたが、今作ではそれがさらに強くなっている印象を受けます。蘇芳の対価の折り鶴なんていうのはまさに祈りに近い行為で、等価交換とか贖罪といった行為に比するものに感じられます。
二つ目の黒の言葉に関しては、返ってくる、といよりはむしろ自分に向けて発している(もしくは発してきた)言葉のようにも思えます。この点、蘇芳は前作の黒が口に出してこなかった言葉を代弁する役目を負っているようにも見えます。黒が蘇芳を契約者として見よう扱おうっていう姿勢は、黒が自身に対して強いてきたことなんじゃないのかな。
そして三つめ。黒は前作でいう黄と同じポジションについた。前作で黄が黒に向けて行ったことを今作では黒が蘇芳に対して行う。二つ目で書いた部分と合わせて、黒の蘇芳への接し方に自分は一番注目がいくところです。
それでもって、4人(蘇芳、黒、ジュライ、ペーチャ)を一つの家族に見立てるならば、今回、黒は保護者、父親になった(「ペーチャじゃね?」って言われると反論できなかったり)。黒がその役割を果たす人間として見てきたのは黄。黒の蘇芳に対する不器用さっていうのも、黄色譲りのものに見えてきます。黒はそれしか知らないから。ここに初めて父親になった人間のちょっとしたとまどいみたいなものも感じられて面白いです。
『ラーゼフォン』的にはポツンと置かれている電話の受話機の向こうにいるのが母親なのだろうけど(今作もちゃんとオトナの女性でしたね)。そう考えると電話している黒はまだ大人じゃないってことなのかもしれない。母親に定期的に電話して何をしたらいいか聞いているわけで。じゃあ6話でマダムとの決別に向かう黒っていうのは独り立ちに向かう、大人になるってことなのかも。
この4人が共有する空間も前作と違った形で面白い。前作では「公」園。今作では卓。卑俗な分け方になってしまうけど、公的な空間だったのが私的な空間に変わっている。4人が向いている方向も外側から内側に。お鍋を囲んで座っている感じは『スクラップド・プリンセス』っぽいですね。
そういえばボンズ作品って血のつながりのない疑似家族関係というか、人とのつながりの中での自分の居場所を確かめる、っていうのがクローズアップされる作品が多いような気がします。まだちゃんとシリーズ通して観ていない作品もいくつかあるので現時点での印象に過ぎませんが。

自分はこのシリーズのミソは「人間‐契約者」の二項対立の虚像をどんどん壊していくところにあると思っているので、この先、どれくらい言っていることとやっていることが食い違っていくのか、楽しみにしたいと思います。あとは外伝の例のPV前半のアクション。『ソウル』で大活躍だった松尾慎さんの参加は期待できないのかな。

この作品、続編としては前作をなかなかうまく利用していると思うので、前作との関係でいくらか書いてみましたが、やっぱり自分は黒をベースに観ているみたい。蘇芳に関してもうちょっと思うことがあるような気はする。そのうち続き書けるだろか。
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by dozeutea | 2009-11-16 03:09 | アニメ