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2020年 模索中


by shin_iri

DTB‐流星の双子‐#9について続き。

前回の記事で書ききれなかったことをいくらか。
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Bパートの黒対葉月のアクションについて。
このシーンの戦闘はカメラも近いし、双方の動作も一部しか描写されていないのに、何が起きているのかわかりやすい(流れを追いやすい)し、勢いも途中で切れずかっこよかったです。流れがわかりやすく感じたのはどうしてかなあと思って繰り返し観ていたのですが、このシーンは一種のキャッチボールというか、ラリーのように両者の間で武器・攻撃が往復する形になっているんですね(一回観ればすぐ気付くことなのかもしれませんが・・・)。
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工具箱を投げる。黒→葉月。
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工具箱を斬って打ち返す。葉月→黒。
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打ち返された武器(名前なんて言うんでしょ?)を黒がキャッチ。
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黒→葉月。ワイヤーで葉月の太刀を引っかける。
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黒の武器がワイヤーで戻る。葉月→黒。ご丁寧に太刀も同じ方向に飛んでますね。
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武器が黒のところに戻って来る。
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今度は黒のキックが黒→葉月。
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ちゃんと黒が来た方向に戻っていく。

はっきりシンプルな流れを攻防の中で作っていて、勢いのあるかっこいいシーンでした。単純さゆえの退屈さも全然感じさせないし。黒が武器を投げるカットは前作のOP等を思い出させます。どう重ねたらいいのかな・・・。

このシーンの黒の攻撃を見てみると、
工具箱=変装・擬態
武器=「黒の死神」
蹴り=黒自身
みたいに段階を踏んでいるのかなあとも思いました。
そう見ると、二度目の攻撃で武器(=「契約者」の能力を使っているもの)を失った葉月が受けた三回目の蹴りっていうのは、「人間」として受ける肉体的、そして精神的なダメージも重ねられているのではないでしょうか。

葉月は自身が「契約者」であることを「解放」としてとらえようとしているのが面白いです。自分を殺さねばならない「家」から出るための口実、盾にしている。しかし、それ故に自身が「契約者」らしくあろうとして、自分の感情を殺そうとしている。結局、「自分はどうありたいのか」を見失ってしまってる。この点は蘇芳と逆なんじゃないかなあ。

前から蘇芳=ウテナって書いてますけど、ビジュアル面だけ見てもバンクシーンで胸から長い武器出しちゃったりする(そしてその武器は自身の一部、心をぶつける道具)ところも共通してるように思います。

そういえば『忘却の旋律』ってまだちゃんと観たことがない。紫苑=ボッカとか出来たら面白そうなんですけどね~。

残り3話。前作みたいに謎は謎のままでもいいのかも。人間はっきりわからないことだらけだし。
文章がやっぱりまとまらない。ガクッ。
by dozeutea | 2009-12-10 02:32 | アニメ