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by dozeutea

私のあしながおじさん

先月までNHK-BS2で放送していた『私のあしながおじさん』を最後まで観ました。
思ったことなど、少しばかり。



自分は世界名作劇場シリーズはあまり見ていなくて、特に90年代の作品には全くと言っていいほど触れていなかったので、(作品自体はオーソドックスな作りになっていると思うのですが)なかなか新鮮な気持ちで見ていました。

自分はお話も楽しめたのですがここでは作画の話を少し。
全40話を通じて、本当に各回、作画監督ごとの色が出ている作品でした。
(これはこの後の名作劇場シリーズでも言えることのようなのですが)中でも菊池晃さんと大城勝さんの作監回は特徴的でした。菊池晃さんの作監回では目に大きなハイライトが入ってこってりとした絵柄でダイナミックな動きが多く、大城勝さんの作監回ではやわらかい線のあっさりとした絵柄で細かく丁寧な動きが目立ちました。
これと同様のことが現在の両氏の作監回(『少年激覇ダン』『鋼の錬金術師FA』)においても言えることのように思います。当時から20年経っているのにも関わらず。凄い!!

それから、この作品のキャラクターデザインは正直、最後まで自分はかわいいとは思えなかったのですが(苦笑)、主役のジュディが3年の月日の中でその外見も少しずつ大人へと成長していきます(これは『赤毛のアン』などとも同じと言ってよいのでしょうか)。一話ごとでは変化していることには気づかないのですが(そこはむしろ作監ごとの差の方がずっと大きい)、物語が進んだ後にOPや回想で以前の姿を見ると、明らかに成長していることに気付かされます。
3話と40話に韻を踏んでいるシーンがあって、そこを見ていただくとわかりやすいと思います。上が3話、下が40話です。
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かなり体が大きくなっていることがわかると思います。最終話では、3話のときとと比べて、ジュディが(話の中で)追いかけているもの、目指しているものが彼女にとって大きく、重いものになっている。こうして韻を踏んで以前と比較されることで、作品の中で積み上げられてきたものをより強く感じることが出来るシーンにも思えます。
おそらくともに近藤高光さんの担当シーンだと思うのですが、40話は菊池晃さんが作画監督で全体的に修正が多くて表情なんかはだいぶ違いますね。ちなみに近藤高光さんが原画参加しているのはこの2回だけですが、効果線もバリバリ入り、近藤さん特有の体が「くの字」になるポージングも炸裂していて、上に書いたシーンが持つ意味も含めて、非常に印象的でした。

今後は『名犬ラッシー』『家なき子レミ』をちゃんと観たいと思っています。観るのはもう少し先になるかな。
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by dozeutea | 2010-04-06 22:43 | アニメ