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by dozeutea

機動戦士ガンダムZZ#45

『ガンダムZZ』45話のエフェクトの話題です。
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作画監督 神村幸子
原画 市角博継 仲田美歩 小田不二夫 長谷川浩司 神村幸子 東出太
    佐藤英幸 福島豊明 重田亜津史 皆川はるき 仙場隆継(仙波隆綱)

Bパート前半の重田敦司(亜津史)さんのパート。色んな爆発を描いています。
爆発の緻密で立体的な模様。他では〇をくっつけたり重ねたりするような爆発が多いのですが、重田さんのエフェクトはそこに様々な工夫をくわえています。
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〇爆発の周りに膜のようなものを巻きつかせるのはこの後の作品でも描いていますよね。
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爆発後の粒子。
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爆発の瞬間を緻密に描写。ボディの形状の変形。
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「現象」としてリアルなのではなく、「メカ(の戦闘)である」ということを強く印象づけさせる「作品(の世界)」としてのリアルさ(説得力)を追求している感じ。画面中央で見せているのも、より印象強くさせています。

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爆発を重ねることで立体感を出そう、っていう意図もあるのかな。稲野義信さんも奥→手前で爆発を重ねて奥行きを表現していたりするので、爆発のフォルム以外で立体感を表現するという模索もあったのでしょうか。それはどちらかというと爆発の立体感と言うより、爆発が起きている「空間」の存在感の強調なのかもしれないけど。

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爆発の瞬間の鋭角的な形から丸くなる。『ドラグナー』でも重田さんはこういう爆発が多かった印象です。


で、この回を取り上げたかったのは仙波隆綱さんが参加されているというところからでした(担当パートについては仙波さんご本人のサイトで紹介されています)。とにかく細密なメカの描き込み。
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仙波さんのお仕事は観るのが大変なものが多くて全然追えていないんですが、とにかく圧倒的な密度が魅力です。『星銃士ビスマルク』では13話でかなりメカを描きこんでいてかっこよかった。エフェクトにもアイデアが詰まっていてインパクトがあります。
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黒コマと白コマの描き分けも面白い。

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プロメシューム系。面でブワーッと広がって画面を覆い尽くす仙波さんのエフェクト。『ビスマルク』10話や『ボーダープラネット』でもこのようなエフェクトを描かれています。金田伊功さんのエフェクトの流れにあると思うんですが、「金田系」と呼ばれるようなエフェクトとはいくらか違うような感じが、むむむ・・・・。


観ている作品の絶対数が少ないので大したことは言えませんが、80年代後半は色々なエフェクトがあって面白いなあ、と最近思ってます。『AKIRA』『0080』以前だと大張正己さんの爆発や煙が「新しい!!」って思ったりしました。
「金田爆発→(庵野爆発→)磯爆発」って考えてしまうと捨象されてしまう部分が大きすぎるかも・・・・85年あたりから爆発的に多様化しているような印象です。同じ原画の方でもカットごとに違う爆発を描いていたりとか。

ちょっと話がずれちゃうんですけど、『鋼の鬼』の本谷さんってどのあたりを担当されているんでしょうか? 『AKIRA』以前の本谷さんの煙は『メガゾーン23パートⅡ』(脱出船がせり上がってくるとこが『AKIRA』っぽいい煙)くらいしか知らないので・・・・。怒鬼(白い方のメカ)が起動して研究所が崩れていくあたりがそれっぽいような気がするけどわからない^^;


BS11さんのおかげで『ZZ』を録画できたので、さっそくその映像を使わせていただきました。
案外『ZZ』の作画って話題になっていないかも。
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by dozeutea | 2010-08-22 10:34 | アニメ