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by dozeutea

機甲猟兵メロウリンク#2

最近ボトムズシリーズのOVA作品を観ていて(今のところ「赫奕たる異端」まで)、中でも『メロウリンク』がすごく面白かったので、少しばかり。
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上は2話Aパート後半の戦闘シーン、下はBパートの戦闘シーンから。
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作画監督 谷口守泰
メカ作監 スタジオダブ
原画 スタジオダブ 古泉浩司 中野美佐緒 佐久間信一 木口寿恵子

メカ作監は古泉浩司さんが担当されていたそうですね。
古泉さんのことは、takeshitoさんがブログで詳しく紹介してくださっていたり、観てきた作品でよくお名前を見ていた(といっても「スタジオダブ」で括られてしまっている場合も多いようなのですが・・・)ので、名前はよく知っていたのですが、先週この作品を観ていてこの回がとにかくかっこよくて、(今更なんですけど)「凄いアニメータ―さんだったんだ」と思い、それで古泉さんのお名前を検索してみたら、西村誠芳さんが古泉さんのお仕事に関して紹介されていて、この作品が最後の作品になったと聞き、非常に残念に思いました。もっともっとお仕事を見たかった。
4話はメカアクションの量が少ないので、メロウリンクで古泉さんがもっとも量を描いているのはこの回だと思うのですが、とにかく描き込まれたATがパワフルかつスピード感たっぷりに描かれていて、ボリュームもたっぷり。ATが銃を構えるポーズもかっこいいし、走行中の姿勢も躍動感があって気持ちいい。
80年代後半のダブ回ってちょっとアニメアールのテイストが混じっているように思う(アール破片があったり、『シティハンター』でも谷口顔っぽく描かれてるときがあったり)のですが、この回の爆発も少しドロッとしか感じの混じった加瀬政広さんぽい感じ。ディティール+重量感のある、存在感を強調するような方向性が共有されていたのかな。
古泉さんは「ビッグバトル」や「野望のルーツ」では冒頭の戦闘シーン?。「ビッグバトル」の冒頭でもアール破片が飛んでるんだけど・・・。

この時期のダブ回を見ていると、巧い方が揃っていたのがよくわかります。メカ・アクションシーンにもかなりボリュームがあるし。メロウリンクでも、強力面子のアール回に引けを取らない充実っぷり。全12話すべての回が良いので、濃密な物語と相まってすごく面白かった。
アール回でも吉田徹さんのメカアクションが炸裂していて見応え十分。最終回では沖浦啓之さんによる対決シーンもあるし。
物語は『ボトムズ』が逃亡者・放浪者であるキリコが主人公であったのとは逆に、主人公メロウリンクははっきりと目的を持った追跡者の立場にあって、ゴールに向かって一直線な感じが、この12話という長さにちょうどよかった。ルルシーがちょっと『ドラグナー』のかおりを引きずったライトな感じで、そこが神田監督のカラーだったのかな。話が進むにつれてどんどん重厚な空気になっていくのだけれど。神田監督の作品ももう観ることは出来ないんですよね・・・・・・・。

「赫奕たる異端」は『0083』と『08小隊』『エスカフローネ』の間になるのかな。この作品も作画の充実っぷりが凄かった。ボトムズシリーズを観ると、『Halo』の「prototype」の戦闘シーンの描写ってとってもATの戦闘だったんですね。ボトムズもサンライズ第2スタジオの制作のようなので、ボンズがボトムズっぽい作品を作るのには納得。村木靖さんも参加されているし。


それから、西村誠芳さんが今、昔の作品について語ってくれるのはすごく嬉しい。自分は『パトレイバー』~『ガンダムX』まで、西村さんのアニメで育ててもらったようなもの(←言い過ぎかな・・・・)だし、最初の頃に名前を覚えたアニメーターさんの一人でもあるから、西村さんの言葉が今になって読めるなんて思いもよらなかったです。

今年末~来年始にかけてのボトムズシリーズの新作もあるし、『ペールゼンファイルズ』や『幻影篇』もこれから少しずつ観ていこうと思います。
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by dozeutea | 2010-09-02 01:24 | アニメ