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by dozeutea

『Jet'aime』

押井守監督の短編アニメーション『Jet'aime』についてちょこちょこと。スタッフリスト
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この、人形が降りてきて最初にバセットと出会うあたりが西尾鉄也さんでしょうか。面でとったような影、耳にできる皺の形などが西尾さんちっく。目をつぶった絵は、目がちょっとマンガちっくで愛らしさもあるし、「表情」があることも感じられる。
耳のなびきは先端方面は小さい幅でひっくりかえったりするのに対し、耳の付け根付近はアウトラインではある程度の面が出来たままで(小さい変化を影でつけている)、耳のびろっとした感じもよく出ていて、それと比較して、体の皮のなびきはもっと遅くなっていて、厚さの違いまでなびきで表現している。
愛らしい表情を見せる一方で、動物的な鋭い歯や歯茎もしっかり見せる。「犬」としての存在感、リアリティが「愛らしさ」だけでなく、こういった(狼的な)部分にも込めてある。ここには押井さんの「犬」への捉え方も出ているんでしょうか。まぶしさで一瞬、目線をそらすけれど、もう一度まっすぐ見つめる。バセットの意思も感じられるし、この輝いた目は若い犬の目という感じ。
人形の顎の影の形に意外性が。

犬と人形の対面している2カット(兼用)がたぶん黄瀬和哉さん。
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下に沈み込むときに連続でかなり小さい幅で2コマベタ打ちで体を落としていくのがいかにも黄瀬さんぽい。この丁寧に重さを強調したような感じが、黄瀬さんが描くキャラクターが「そこにいる」と感じさせてくれる。動き出す時にもこう沈み込んで、「下からくぐる」ような軌道になる。実際の人間が動くときはここまで大仰な軌道になることはほとんどないですが、黄瀬さんの場合は「ゆっくり呼吸を吐いて(体を下げる)、軽く吸って移動する」という、息遣いまで感じさせるタイミングになっていて本当に凄い。とにかく息遣いがある。
最近では『宮本武蔵』や『WD』のED(ラストカット)、『戦国BASARA弐』7話なんかでもこの沈み込むような動きが見られます。『WD』のキャラの呼吸している感じはもうすばらしい。
3枚目の右耳の四角く影が抜けてる部分もいかにも黄瀬さんで。影付けも独特だけど、とにかくこの面で影を抜くのがシステマティックでかっこいい。それでいて立体的!
西尾さんも面で影を付けるタイプだけど、全然違いますよね。

ここだけ全然似てなかった(笑) 
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絵自体が他よりもっとリアルよりで、影の付け方も全然違う。影とそうでない部分をわける基準が違う。細かい部分に対して鋭敏というか。

全体的に凄く良いけど、西尾さんそこまでゴリゴリ修正入れてないかも?
犬だから余計パートは判断しづらいですが、タイトルが出た後、バセットが立ちあがるところ(目をさますカットも?)~戦車と出会うあたりまでが本田雄さん、歌がはじまって、街中を駆け回るバセットが押山清高さん(サイコロが置いてあるところをのぞきこむまで、走りで地面を踏みこむ絵が入っていない感じとか)、人形が銃を連射するあたりが伊藤秀次さん(これは伊藤さんまんまですよね^^)じゃないかなと思いました。
上の全然絵が似てないところは小西賢一さんだったりするんでしょうか。これは全然わからない・・・・
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by dozeutea | 2011-01-30 00:25 | アニメ